ストロボは純正品だとガイドナンバー(※)が最も大きいもので、6万円以上、一つ下の7割程度の出力で3万円前後、一番小さいものでも2万円弱します。
※ガイドナンバーとは撮影距離÷F値で計算するので、簡単に言うと、どれだけ遠くまで照らせるかという数値です。
しかし、多少純正にしかない機能があるものの、サードパーティー製のものは光量や光の質が劣っている訳では無いにも拘らず、1万円前後で購入できるものが多々あります!
今回はそんなサードパーティー製ストロボの中でも価格と使い勝手の良さからコスパが最高のストロボ、YONGNUO YN560 III Speedlightを紹介します!
YONGNUO YN560 III Speedlight(全メーカー対応) | |||
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サードパーティー製ストロボの中でも、ラジオスレーブ等と無線で接続できる商品の中では最安だと思います!
YONGNUO YN560TX II 技適マーク付き ワイヤレスフラッシュコントローラ | |||
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圧倒的コスパ
前述したように、純正のストロボである必要はないです。
そして、ストロボの使い方として、カメラにつけて撮影するのですが、使い方は複数あり、直接光を当てる以外にも天井や壁で反射させた光を使うことがあります。
これをバウンスと言い、天井でバウンスさせることを天井バウンス(略して天バン)、壁でバウンスさせることを壁バウンス(壁バン)と言います。
さらに、ストロボをカメラから外して色々な方向から光を当てることで表現の幅が広がります!
これをオフカメラストロボというのですが、ストロボの色々な使い方についての詳しい内容は別記事にします。
そして、前段でも記述しましたが、YONGNUO(ヨンヌオ)のストロボはラジオスレーブ(ストロボ用の無線発光機)を使用できるストロボの中では最安です。
クリップオンストロボ自体の最安値はNEEWERのストロボかと認識していますが、こちらは無線機では発光できずに、他のストロボの発光に反応して発光させることしかできないため、少なくとも1台はクリップオンになってしまい、ライティングの制限が1つ追加されてしまうのです…。
これも決して悪くない商品ですし、クリップオンとして使う分には安くて良いと思います。
NEEWER フラッシュ・スピードライト TT560 並行輸入品 | |||
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また、GODOX(ゴドックス)という同じく中国製のストロボもあり、こちらはラジオスレーブが使えますが、金額的にはYONGNUOに軍配が上がります。
GODOX Thinklite TT600 フラッシュ スピードライト マスター/スレーブフラッシュ | |||
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GODOX Xpro-C フラッシュトリガー | |||
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大きなガイドナンバー
キャノンのガイドナンバーが最も大きなのストロボ600EXⅡ-RTは約6万円で、ガイドナンバーは60です。
一方、YN560Ⅲは約7,000円で、ガイドナンバーは56と、光量だけを見てもかなりの高コスパだとお判りいただけるのではないでしょうか?
付属品等
ストロボの他にストロボの足がついており、テーブルフォトなどには使い勝手がとても良いです。
さらに、けっこうしっかりしたソフトケースがついており、前述の足もソフトケースの中に一緒に片づけられるようにポケットがついています。
ちなみに、ストロボにはワイドパネルと反射板もついています。
汎用性のあるロック部分
ロックはピン式ではなく、ねじ式のため、どのメーカーのホットシューにも装着することができるので、メーカーが違うカメラ仲間との貸し借りも可能です!
純正と比べてない機能は3つだけ
YONGNUO YN560 III Speedlightで純正と比べてない機能は以下の3つです。
・自動調光
・ハイスピードシンクロ
・後幕シンクロ
しかし、自動調光をしていなくても、数枚撮ってみれば明るさの調整はできますし、ハイスピードシンクロについては、シャッタースピード1/200程度までは問題なく撮影できるので、十分ではないでしょうか?
ちなみに、同じYONGNUOでもYN560の上位機でYN685という機材があり、こちらは上記両方の機能がありますので、どうしてもこれらの機能が必要であれば、こちらの機材をお勧めします。
YONGNUO製 Speedlight YN685 E-TTL ハイスピードシンクロ対応 | |||
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後幕シンクロについては少しできない作風が発生したりしますが、長秒露光をするようなほんの一部ですので、まずはこのストロボで十分だと思います。
機能面以外でのデメリット
YONGNUO YN560 III Speedlightは通称、フル発光病という故障をすることがあります。
これは純正ストロボにも稀に発生するのですが、純正よりも故障しやすいようです。
この症状は光量を光る時間で調整しているタイプのストロボで、この時間を調整している機構(IGBTという半導体)が故障すると、放電し切るまで発行が止まらないために発生するようです。
これを予防する方法は2つだと言われています。
・衝撃を与えない
・フル発光(又はそれに近い発光)を繰り返して発熱しないようにする
この2点を注意すると長持ちし、この製品を数年間使っているという方も多くいます。(中国製ということもあり、個体差はあるようです。)
ただ、格安なので、買い替えても尚、純正を買うより安いということがメリットですし、純正品もストロボは最も故障しやすく、買い替えが頻発する消耗品なので、その点でもYONGNUOをお勧めします。
まとめ
格安ストロボYONGNUO(ヨンヌオ)のYN560 Ⅲ Speedlightを紹介しました。
カメラから離して多灯ライティングができるストロボとしては最安です。
元々、これを光らせるためのラジオスレーブⅠ型は日本の電波法に違反するものでしたが、Ⅱ型になって技適マークというものを取得し、違法ではなくなり、正真正銘、正々堂々のコスパ最強ストロボになりました。
ラジオスレーブについては以下の記事を参考にしてください。
そして、本体とのペアリングなど設定の仕方は以下の記事です。
ストロボ単体としてもシンプルな操作性がとても使いやすいです。
首振り、光量、焦点距離の設定も簡単で、慣れればサードパーティ製でも何の問題もないです。
それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪
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