横浜ランドマークタワーやあべのハルカス、渋谷スクランブルスクエア等、夜景のきれいな高いビルが増えています。
また、東京都庁や文京区役所、ジャンクションが見えることで有名な東大阪市役所の様に自治体のビルは無料の展望台があります。
そういったビルからの夜景を撮影する機会はあると思いますが、その際、三脚が禁止だったり、窓に屋内の照明が写り込んでしまう事があります…。
今回はそう言った写り込みの対策や、三脚禁止のビルでの撮影方法も紹介します!
夜景を撮影するセッティング
F値
夜景を撮影する際には基本的に広い範囲にピントを合わせることと、強い光源には光芒を出してもらうために、F値は10以上まで絞り込みます。
個人的にF16位がシャープさと光芒のバランスが好きです!
光芒については以下の記事をご確認ください!
光芒を出さなくても良いのであれば、F8程度が最もシャープに写ります!
感度
F値の増減に関わらず、感度は100で撮影を行います。
ビルからの街の夜景であれば大都会東京以外の地方都市だとしても、感度100で十分撮影できます!
シャッタースピード
シャッタースピードは15秒~30秒で撮影しますが、露出計を見ながら、適正露出となるシャッタースピードに設定します。
露出計の見方については以下の記事を参考にしてください。
夜景がきれいに見える色温度(ホワイトバランス)
色温度は青側(白熱灯や蛍光灯等の)に振る方が寒色系の色がしっかりと区別されて色鮮やかで幻想的な雰囲気に仕上がります。
下の写真を見比べてみてください!
オレンジがかった画像も、雰囲気があって良いですが、どちらが色鮮やかで綺麗かというと、青みがかっている2枚目の画像の方が綺麗だと感じる人が多いのではないでしょうか?
撮影の仕方
三脚や、その他の方法でカメラを固定し、長秒露光で撮影します。
カメラに触れずにシャッターを切る必要があるので、詳しくはこちらの記事をご確認ください。
三脚禁止時の対処法
三脚が禁止の場合、レンズフードやレンズキャップをレンズの下に挟み込んで傾きを調整したり、鞄の上に置いて撮影するのが一般的です。
しかし、ゆくゆくは禁止になるかもしれないグレーゾーンの方法が2つほどあります!
この方法は実際に三脚が禁止されているディズニーランドや神社仏閣で使用している人もいます。
ワイヤースタンド
1つ目はワイヤースタンドを使用することです。
商品のディスプレイや、手を使わずに読書や動画を見るのに使用できるものです。
百円ショップ等にも売っていますが、以下の写真のように傾きを決める部分はねじ式になっている方が重いカメラもしっかりと支えてくれます!
プレート+雲台
木の板を使用して手作りもできますが、稀に同様のものが売っており、費用対効果や、正確性を考えると購入することをお勧めします!
雲台を使用しているので、カメラの傾きなども自由自在ですので、ワイヤースタンドより使い勝手が良いです!
写り込みの対処法
市販の便利グッズを使用する方法
そして、ビルからの夜景を撮影する際に最も肝となるのが、ビル内の照明がガラスに写り込むことをいかに防ぐかということです!
忍者レフと言われる黒いレフ板のようなものを使用して回りの映り込みを防ぐか、シリコンフードをガラスに密着させることで、写り込みを防ぎます。
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無料でもその場にあるもので何とかする方法
黒いコートなどで反射しないように隠すと写り込みを防ぐことができます。
シャッターを切り終わるまでの数十秒間押さえておかなければならず、コートがカメラに触れたりしないように注意しなければなりませんが、十分写り込みを防げます!
まとめ
ビルからの夜景は少しの工夫が必要ですが、基本的には簡単に撮影できます。
結果、この記事の最初に写り込みがあった写真は以下のようになります。
・絞りはしっかり絞り込んで撮影する。
・感度は100で十分撮影可能 ・露出計を見ながらシャッタースピードで明るさを調整する。 ・ホワイトバランスは青側に振る ・三脚が許可されているなら三脚を使用する。 ・三脚が禁止ならカメラを窓際において撮影するか、グレーゾーンのアイテムを使う。 ・反射を防ぐために忍者レフ、シリコンフード、黒い上着等を利用する |
ちなみに、これらのテクニックを駆使して他のビルから夜景を撮影したら以下のような写真になります。
それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪
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