綺麗な青空の下で太陽が良く似合う活発な女性の被写体や、向日葵等の植物を同時に撮影したい時があるのではないでしょうか?
しかし、人間の目では青空も被写体の色も綺麗に見えているのですが、カメラで撮影した仕上がりを見ると、空が明るすぎて白飛びしていたり、被写体が真っ黒だったりするのではないでしょうか…?
今回はそういった際に使える日中シンクロの説明と、やり方を紹介します!
日中シンクロとは?
日中シンクロとは昼間の明るい屋外でストロボを使うことです。
では、なぜそのようなことが必要なのでしょうか?
答えは、タイトルにも書きましたが、被写体と背景の明暗差をなくすために必要なのです!
人間の目は非常にダイナミックレンジが広く、青空と被写体の色が同時に綺麗に見られますが、カメラではそうはいきません。
以下の人魚像の写真のように、背景の明るさ又は、被写体の明るさに露出を合わせるとどちらか一方は白飛びや黒つぶれを起こしてしまいます。
これを、いずれも見られる色合いに写せるようにストロボを太陽の下で使用することが日中シンクロです。
日中シンクロに必要なもの
必要なものは、カメラ、レンズ、ストロボだけです。
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しかし、日中シンクロの為だけではなく、普段からオフカメラストロボを使用できる方が良いと思いますので、以下のストロボをお勧めします。
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YONGNUOのストロボの紹介については、以下の記事を参考にしてください。
日中シンクロの仕方
日中シンクロは意外と簡単です。
①シャッタースピードを1/200より遅くする。
ハイスピードシンクロができるストロボならもっと早いSSでも構いませんが、ハイスピードシンクロに対応していないストロボはおよそ1/200以下にする必要があります。
この時点でストロボを光らせる必要はありませんが、SSの説明のために高速シャッターで日中シンクロをしてみます。
ハイスピードシンクロ機能がないストロボで高速シャッターにすると、以下のようになります。
このように、高速シャッターでは被写体全てを照らすことはできません。
②絞りを使用して露出を背景に合わせます。
そうすると、被写体は真っ黒になっているかと思います。
③いよいよストロボの設定!
ストロボを弱い方から1段階ずつ明るくして、順に光らせていきます。
弱い方から光らせていく理由は、電池の消費を小さくすること、ストロボのチャージ時間を短くすること、ストロボは最も故障しやすいパーツなのでフル発光を避けることなどが理由です。
そして、適正な明るさになったら日中シンクロの出来上がりです♪
まとめ
今回は日中シンクロとは何なのか、どうやって設定するのかを紹介しました。
ストロボの特性上、シャッタースピードを固定してから絞りで背景に露出を合わせ、そのうえでストロボの強さを設定することで日中シンクロができます。
但し、今回のように像や、人物、文中に出てきた向日葵などの植物には使えますが、建物などの大きな被写体になると、クリップオンストロボでは光量が足りませんので、ご注意ください。
それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪
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