サーキットではどうやって撮るの?撮影のポイントを紹介

スーパーフォーミュラチームインパル平川選手(富士GRスープラコーナー)

レースもカメラも趣味だという方はサーキットで自分自身のカメラでカッコよく撮影したいですよね!

サーキットに行ったことがない方は、「どのような機材があればよいのかな?」「何処で撮れるのかな?」等、疑問と不安がいっぱいだと思います。

撮影はしたことないけど、サーキットに観戦に行ったことがあるという方は、「みんなとてつもないバズーカのようなレンズを持っているけど、本当にあんなレンズが必要なのかな?」等疑問を持たれると思います。

そこで、今回はそのような不安を払拭できるようにサーキットでの撮影の方法を紹介します。

写真が撮れたら、現像の仕方は以下を参考にしてみてください!

より良く仕上げる、サーキットを走るレース車両のRAW現像の仕方【Lightroom版】
サーキットで撮影したフォーミュラカーなどのレーシングカーのRAW現像について紹介します。「マシン」という無機質でクールな性質をより強調しながら、重厚感を出す方法を紹介します。今回の現像ソフトはLightroomで作業をしていきます。
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 どんな機材が必要?

カメラボディ

カメラのボディは一眼レフやミラーレス等のシャッタースピード、F値、ISO感度等をスムーズに操作ができ、レスポンスがある程度早い機材であれば何でも良いです。

まずはエントリーモデルの一眼レフで十分です!

ただ、理想的なボディはAPS-C機の最上位モデルだと感じます。

理由の一つとして、より成功率の高い写真、より思っていた瞬間を切り取れる可能性が高いのは連写性能の良いボディです。キャノンもニコンもフラッグシップに次いで、APS-C機の最上位モデルが最高の連写性能を持っています。

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さらに、APS-C機ならばキャノンだとレンズに記載されている焦点距離の1.6倍相当の画角を得られますし、ニコンだと焦点距離の1.5倍相当の画角を得られるため、サーキットを走る車両により一層近づくことができるのです。詳しくは、以下の記事を確認してください。

小さいセンサーで焦点距離600㎜超え相当の超超望遠レンズに
焦点距離400mmの超望遠レンズでもまだまだ被写体が遠いなんてことはありませんか?600mm以上の超望遠レンズが欲しくなるけれど、そんな焦点距離のレンズは純正だと150万円オーバーです。そこで、センサーの小さいカメラに20万円前後の400mm程度の超望遠レンズを装着することで実質的に600mm以上相当の画角を手に入れる方法を紹介します。

レンズ

レンズはできるだけ焦点距離の長い望遠レンズが良いです。

その理由としては、サーキットは安全のために、コースとフェンスの間にエスケープゾーン(グラベルなど)があるので、マシンに近づいた写真を撮るためにはできるだけ望遠である方が良いです。

望遠レンズのその他のメリットとしては、金網に近づいて、テレ端で撮影することで、金網が写らなくなることです。

おススメの望遠レンズは先ほどのリンク先の第4章を参照してください。

その他

マシンを流し撮りするためにはシャッタースピードを遅くする必要があるので、NDフィルターがあると、設定の自由度が増します。

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NDフィルターは花火を撮る際などにも活用できるので、1枚は持っていると便利だと思います!

もう一つ流し撮りにあれば便利な道具は一脚です。上下のブレを抑えれるので、流し撮りの成功確率がグッと向上します。 

一脚はamazonの以下のリンクのものが安くてカーボンなのでコスパが良く、おすすめです。

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 設定や構図のポイント

サーキットを走行している車両を撮影する際のポイントは、当たり前ですが、車両が走行している感じを出すことです。

走行している感じを出せる撮影方法は2パターンあります。

スーパーフォーミュラ流し撮り

1つ目はこの写真のような流し撮りです。

シャッタースピードを落とし、カメラを振りながら撮影をすることで、被写体は止めて、背景をブラした撮影方法である流し撮りについては、以下の記事を参考にしてください。

動く被写体を迫力満点の写真に!流し撮りの仕方&あったら便利なアイテム
動いている被写体に対して、被写体は止めて背景をブレさせる流し撮りは臨場感や躍動感が伝わる撮影方法です。流し撮りはスポーツやレース観戦、子供の運動会や公園の遊具など、多くの場面で迫力のある写真が撮影できます。今回は流し撮りをする際の設定方法とあれば便利な道具を紹介します。

設定の目安は、タイヤのロゴが回って読めなくなるシャッタースピード以上のスローシャッターにすることです。

早くても、1/320秒程度のSSにしなければタイヤのロゴは流れません。

スーパーフォーミュラ後ろ姿

2つ目は流さなくても「コース上で撮影した」と分かる写真を撮ることです。

この写真や、このページの最初に示した写真はタイヤが回っているかどうかこそはわかりませんが、「コース上で撮影されたんだな!」とわかる写真だと思いませんか?

ポイントは、赤白の縁石をフレームに収めることです。

この撮影方法は真正面・真後ろから撮影し、流し撮りをしない分、シャッタースピードを1/320以上のスピードにすることができます。

そのため、この日初めてカメラを触った人でも、簡単に撮影することができるプロっぽい写真になるのです。

ただし、ホームストレートを高速で走るマシンを1/2000等で撮影しても、背景が流れないどころか、タイヤもピタッと止まってしまうので、ただただグリッド(スタートライン)に並んでいるだけの写真にしか見えないので、ホームストレートでは流し撮り以外はなしです…。(初めてサーキットに行った時にこれをやって、つまらない写真が出来上がりました…。)

それでは、いよいよ実際に撮影するための場所を決めていきましょう。

おススメは2つ目に紹介する「フェンス越しに撮る」ことです!

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 フェンスの上からレーシングカーを撮る

まずは一番オーソドックスなフェンスの上から撮影するパターンです。

サーキットでは多くの場合、コースに沿って小高い丘になっている部分が多くあります。

特に、コーナー等、見どころになる部分程そのような作りになっていて、多くの人が観戦できるようになっています。

その丘を利用して、フェンスの上から障害物を映しこまないように撮影します。

以下の写真を見てください。富士スピードウェイのダンロップコーナーとアドヴァンコーナーです。

フェンスの上から1

フェンスの上から2

いずれも高い部分から写真を撮るとフェンスがコースに被りません。

さらにフェンスの障害からより一層逃れ、自由度の高い写真が撮れるように、踏み台を用意している人も多くいるのです。

ただし、こちらの撮影方法の場合、コースから距離がものすごく離れてしまうことが多いです。

そのため、より焦点距離の長いレンズが必要になり、機材の価格が高くなければ、あまり迫力のない写真になりやすいです…。(トリミングをするという手もあります!)

しかし、もてぎのヘアピン付近のように、フェンスの上から撮影しても、十分近いサーキットもあります。

フェンスの上から3

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 フェンス越しにレーシングカーを撮る

続いて、私のおすすめの撮影方法で、フェンス越しに撮影する方法を紹介します。

何故おススメかというと、低い位置から車両が撮影でき、迫力満点になるからです。

また、報道カメラマンが撮影するためのフェンスの切れ目(撮影窓)が大体その辺の高さにあるということは、自分で撮った写真もプロの写真のようなアングルで撮影できるということです!

フェンス越しに撮影するということで、第一になるべくフェンスが写らないように、できるだけ開放に近く絞り(F値)を設定し、被写界深度を浅くします。

被写界深度について、詳しくはこちら。

被写界深度ってなに?
ピントの合う範囲を被写界深度と言います。その被写界深度が広くなるとどうなるのか、狭くなるとどうなるのか、その範囲に近づくとどうなるのか、遠ざかるとどうなるのかをまとめます。また、ページ内リンクをしている他の記事と併せて読んでいただけると、より深く理解していただけると思います。

次に、できるだけフェンスに近づき、フェンスがボケやすくなるようにします。

最後に、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMのように、3m以内にピントが合わないような設定ができるのであれば、設定しておきます。

フェンス越し1

富士や鈴鹿等の大きいサーキットは上記の写真のように二重フェンスの部分も多くあります。

左の写真を見てください。手前のフェンスは前述の設定で以て近づいてボカしますが、奥にある2つ目のフェンスはピントが合ってしまい、撮影になりません。しかし、よく見ると、正面には前述したプロ用の撮影窓があります。

右の写真では、奥側のフェンスに緊急車両がコースに出入りする切れ目があります。

こういった所から車両を撮影することで、トップの写真や、以下のような写真が撮影できます。

フェンス越し車両

そして、前述したように、このプロと同じ低いアングルから撮影できること、早いSSで撮影しても走行中の雰囲気が出ること、フェンスの上から撮影するよりはレンズの焦点距離が長くなくても良いこと等から初心者からプロまで使えるお勧めの撮影ポイントとなるわけです!

フェンス越し3

ただし、上の写真のように、場所によってはこの方法でもコースから遠かったり、脚立や踏み台が必要なこともあります。

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 番外編その1:ピット作業中を撮る

サーキットによってはピットビルの上から写真を撮ることができます。

例えば、富士スピードウェイや、スポーツランドSUGO等です。

ピット作業中のわずか数秒、各チーム1~2回のチャンスですが、真上から作業を見るのもなかなか迫力があります。

この時、車両は完全にストップするので、撮影自体は簡単です!

ピット作業中

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 番外編その2:ファンサービスイベントを撮る

サーキットではトークショーや、ピットウォーク(≒サイン会)等、監督や選手、レースクイーンやマシンの間近に寄れるイベントが多数あります。

この際、写真撮影は自由にでき、ピットウォークではドライバーにお願いすれば2ショットを撮ることもできますし、レースクイーンに目線をもらってポージングしてもらうことも可能です。

走行を含め、それぞれのイベントは時間が決められているので、予め全ての時間をサーキットに行く前にリスト化して、自分にとって要らないイベントは捨てつつ撮影を楽しむことをお勧めします。

トークショー

レースクイーン

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 まとめ

いかがでしょうか?

サーキットで車両やその他イベントを撮影するためのポイントを紹介しました。

初めてサーキットに行く方でも、準備やポイントを理解してもらえるのではないでしょうか?

改めてまとめます。

できるだけ焦点距離の長いレンズがあればよい。

・疲労とブレの対策のため、一脚があると良い。

・ボディはエントリーモデルの一眼で十分だが、できれば最高級APS-Cが望ましい。

・イベント、走行時間などを予めリスト化しておく。

・フェンスの上から走行車両を撮影する場合は踏み台があると尚良い。

・フェンス越しに走行車両を撮影するのがプロと同じアングルなのでおすすめ。

現像についてはこちらからどうぞ!

より良く仕上げる、サーキットを走るレース車両のRAW現像の仕方【Lightroom版】
サーキットで撮影したフォーミュラカーなどのレーシングカーのRAW現像について紹介します。「マシン」という無機質でクールな性質をより強調しながら、重厚感を出す方法を紹介します。今回の現像ソフトはLightroomで作業をしていきます。

それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪

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