天の川を写真に撮るためには、いくつかの条件が揃わなければなりません。
今日写せるのかどうか、どの方角に見えるのか、それらを調べるのに便利なアプリやサイトを紹介します。
加えて、現地でのカメラの設定の仕方を紹介します。
天の川が見える条件は?
天の川を見るためには「光害のない場所」、「月のあるなし」、「天気」、「時間」、「方角」の5つの条件が揃う必要があります。
あと、季節としては日本では年中天の川を見ることができますが、5月~9月くらいに見える夏の天の川のうち特に南側が濃く見えます。
条件を調べるためのアプリやサイト
光害のない場所の確認
光害とは、夜空を観測する際に余計な光のことを指します。
光害は街の明かり等を指しますが、この光害が少ない場所を調べられるサイトが光害マップです。
この中の明かりが全くない部分が理想ですが、それは大抵山の頂上付近で、夜中にそこに向かうのは危険です…。
そのため、この図のような色の部分であれば撮影可能です!
実際に、トップに載せた写真はこの中心にある池のそばで撮ったものです!
月のあるなしの確認
星や天の川を撮影する際には月も光害になります。
そのため、天の川を撮影しようと考えた場合は月が出ていないことを確認する必要があります。
月が出ていない状況は2パターンあります。
1つ目は月の満ち欠けです。天の川を撮影するためには月が半月よりも小さく、できれば新月であることが必要です。当日夜の月の状況を知るためには月齢カレンダーがおススメです。
2つ目に、たとえ月が満月の夜でも月が地平線の下に隠れていれば空には月が出ていない状況となります。月が出ているか出ていないかはこちらのサイトで確認できます。お住まいの地域をクリックして、月の出入りの部分を見れば何時に月が出て、何時に月が沈むかが分かりますので、月が出る前や、月が沈んだ後に撮影スポットに行けばよいのというわけです。
天気の確認
天気はただ天気予報を見れば良いというものではありません。
晴れていても雲がどの程度かかっているのか把握しなければ天の川が写せません。
そこで、SCWというサイトを使えばその日の雲の動きを予報してくれます。
時間の確認
時間は上記の月の出入り時間、SCWで雲がかかっていない時間を確認して決定します。
しかし、天体も時間によって周り、水平線の向こうに沈んだりします。
そこで、その決定した時間に天の川がどの方向に見えているのか次の項目で紹介するアプリで確認します。
方角の確認
天体の方角を調べるのにオススメのアプリはStarWalk2です。
向いている方向にどの天体があるのかを示してくれますし、時間の経過とともに天体が動くのを時間を変更をして予め確認することができます。
iosはこちら、androidはこちらを確認してみてください。
天の川を撮るためのカメラの設定
天の川を撮影するためにはフルサイズカメラと明るく広角なレンズがある事が望ましいです。
フルサイズカメラは10万円程度で入手しようと思ったら以下の3種類がおすすめです。
デジタル一眼レフカメラ EOS 6D Mark II (Canon) | |||
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デジタル一眼レフカメラ D7500(Nikon) | |||
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ミラーレス一眼 α7 II ボディ(Sony)※1つ前の型 | |||
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また、明るく広角なレンズはコスパを考えると以下の星専用とも言われるレンズがおススメです。
超広角単焦点レンズ 14mm F2.8(SAMYANG) | |||
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そして、設定はF値はF2.8、感度3200、シャッタースピードは30秒にしてください。
紹介したレンズは絞り環のあるタイプなので、画面に表示されていませんが、F2.8に設定しています。
ちなみに、もしもF1.4のレンズがあるのであれば感度は1600、シャッタースピードは15秒等にできます。
そして、ピントを合わせるためにライブビューモードにして拡大してマニュアルでピント調整します。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
後はカメラ本体に触れずにシャッターを切れば良いだけです!
まとめ
いかがでしょうか?星よりも明るさが少ない天の川を撮るために最も大事なのは気象などの条件です。
上記のサイトやアプリを使って条件を確認し、ベストなタイミングがあれば光害の少ないところに出かければあとはほんの少しの設定のコツがあるのみです。
あとは明るいレンズさえあれば初心者でも簡単に撮影可能です。
それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪
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