イメージセンサーとは、フィルムの代わりにデータとして画像を記録することができる媒体で、デジタル版フィルムと考えてもらえば問題ありません!
しかし、そのイメージセンサーはフルサイズセンサー、APS-Cセンサー、マイクロフォーサーズ、1型などカメラによって搭載されているセンサーの大きさが違うと言うことを聞いたことがあるかもしれませんが、「具体的にどう違うのか?」という疑問を持たれる方もいるかと思います。
そこで、このページではセンサーサイズが違うとどうなるのかをまとめます。
大きさの違い
フルサイズとはフィルムカメラのフィルムと同じサイズのセンサーサイズで、36mm×24mmのイメージセンサーのことです。
何故、36mmなのに「35mmフルサイズ」という名前かと言うと、開発に有利な状況にあった会社が通称で呼んだことが始まりとのことです。(Wikipedia調べ・・・。)
何故フィルムカメラで使ってたサイズを踏襲したのか。それは、画角や焦点距離がそれまでフィルムカメラを使っていた人が使いやすいようにした為です。
今でもカメラは高いですが、それまでは今以上に高級品だったようで、そういった一部の人しか持たないので、乗り換えやすいようにしたんでしょうね。
さて、少し脱線しましたが、36mm×24mmがフルサイズと言うことで、それを含めた、小さいセンサーとの比較は以下のようになります。
APS-Cとフルサイズの辺の長さの差は約1.5~1.6倍です。この倍数はそのまま焦点距離の換算に使われます。詳しくはこの次の節で!
対して、面積はなんと2倍以上の差があります。これが画質に影響するのです。これまた、詳しくは後半で!
ちなみに、マイクロフォーサーズはオリンパスのミラーレス一眼「PEN」などに搭載されているセンサーで、1型はプレミアムコンデジなどです。
ここではフルサイズとAPS-Cの違いを説明しますが、より小さなセンサーでも理論的には同じです。
画角の違い
以下の記事で記載したように、イメージサークルをイメージセンサーで切り取って保存します。
今回は同じフルサイズ用のレンズで写真をとった場合を見てみましょう。
同じレンズで撮影するので、作り出されるイメージサークルは同じです。
ですが、切り取る部分はセンサーのサイズが違うので、上記の図のようになります。(切り取る部分が異なるだけで、出来上がる写真のサイズが異なるわけではありません。)
その結果、写真としては以下のようになります。
どうでしょう?
同じレンズで、同じ焦点距離で撮影してもセンサーのサイズが違うと、画角が異なるのはこういう理由です。
ちなみに、フルサイズ用のレンズと、APS-C用のレンズの違いは以下を参考にしてください。
画質の違い
フルサイズもAPS-Cも画素数はいずれも約2,500万画素~3,000万画素と、画素数に大きな違いはありません。以下のページでは各機種での画素当たりの面積を記載しています。
イメージセンサーの面積が2倍近く異なるのに、画素数が同じと言うことは1画素あたりの面積が約2倍近く異なると言うことです。
画素の面積が小さいと、光を受け止め、信号化する力が弱いと言うことです。
つまり、信号を無理に強くする必要があるので、以下のページに示したように、ノイズが入りやすくなると言うことです。
まとめ
センサーサイズが異なると、画角と画質が異なります。
画角の面では、より望遠で撮りたい場合にはAPS-Cが有利ですが、逆に景色を広く撮りたい、星を出来るだけ広角で撮りたい場合にはフルサイズの方が有利になります。
画質の面では圧倒的にフルサイズが有利で、特に夜の画質は素晴らしいですが、しっかりと日の当たる所で感度100だと、APS-Cでも遜色はないですよね!
それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪
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