ISOを高めると明るい写真になります。
つまり、暗いところでも写真が撮れたり、シャッタースピードを早めてブレない写真にしたり、長秒露光をしなくても絞り込むことも出来ます。
しかし高感度にすると強引にイメージセンサーで受け取った光の信号を強化する訳なので、画質が低下します。
こちらの記事では感度を高めることによる画質の低下を写真を交えて紹介します。
写真の明るさに関してはこちらの記事を参考にしてください。
ISO感度を高めることによる画質の劣化とは?
満月が感度100で撮影したもの、岩山と星空が感度12800で撮影したものです。
いかがですか?
感度を上げることによる画質の劣化と言うことを知らなければ、どちらも綺麗な写真だと思いませんか?(って、自分の写真を言うのも恥ずかしいですが・・・笑)
私も高感度だとか、それによる画質の劣化だとかを知らなかった頃は「綺麗な星空だなー」と思っていましたが、今は暗めの写真を見ると気になるようになりました・・・。この劣化を如何に出さないように撮影するのか、機材を揃えたり、編集の技術を高めたりしなければならないんですよね・・・。
さて、それではどの辺りが劣化しているのでしょうか?
それぞれの画像の一部を拡大してみます。この画像の劣化は特に黒い部分が分かりやすいです。
夜空に対する明るさの設定やホワイトバランス(色味)は異なりますが、見て頂きたいのは黒い部分のざらつきです。
満月の写真の黒い部分は滑らかな真っ黒じゃないですか?
それに対して、星空の方の黒い部分はざらついているように感じませんか?
これをノイズと言います。ノイズには要因がいくつかあるのですが、感度によるノイズなので、”高感度ノイズ”と言います。
もう少し分かりやすいように、暗い所ではかなりノイズが激しくなるケータイの画像を載せます。
いかがでしょうか?先程よりもざらざら・ぼんやりして、画質が悪くないですか?これが高感度ノイズです。
ISOは常に100にして、SSとF値で調整すべき?
この件に関して、あなたはどう思いますか?
実はこれ、カメラ初心者によくある失敗です・・・f^o^;笑
私もカメラを始めてしばらくはこの失敗をし続けました・・・。
どういう失敗になるのかは、以下の記事を参考にしてください。
高感度ノイズを活用した写真
例えば、クリエイティブフィルター(水彩画風等)の機能がついたカメラでモノクロ撮影した場合、意図的にざらつきいた写真となるようになっています。
そうです。ノイズのこのざらつきは、モノクロ撮影した際に雰囲気が出るのです。
クリエイティブフィルターによるものではないですが、白黒写真であえてノイズを乗せると、以下のようになります。
シャッターの落書きや、路地裏のゴミ箱をあさる動物など、少し闇のあるような写真をノイズの多いモノクロ写真にすることで雰囲気が出ます。
まとめ
ISO感度を高めることは明るい写真にする効果があるが、高感度ノイズが入り、ざらついた写真になります。
でも、常に感度100が良いかと言うとそういうわけではなく、むしろそれを活かしたモノクロ撮影も可能です。
それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪
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