動く被写体を迫力満点の写真に!流し撮りの仕方&あったら便利なアイテム

流し撮りという言葉をご存じでしょうか?

言葉はご存じなくても、写真を見れば「見たことがある!」という方は多いと思います。

飛行機の流し撮りの写真

スーパーフォーミュラ流し撮り

これらの写真のように、被写体は止まって写っているけれども、背景がブレている写真の撮り方流し撮りと言います。

今回はこの流し撮りの仕方や、流し撮りをする際にあったら便利な道具を紹介します。

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 流し撮りの原理

夜景など三脚を立ててシャッターをスローにすることで、背景はブレずに、走っている車がヘッドライトやテールランプだけが線だけとして残り、レーザービームみたいな写真が撮れます。

夜の撮影に必須!マクロ撮影にも使える三脚の威力!
三脚は綺麗な写真を撮影したり、イメージセンサーの特性を生かして光で遊ぶときに必須になるアイテムです。三脚がどのような場面で活躍するのか、また、何故その場面で使えるのかを簡単にまとめました。実際の撮影の仕方は別記事にまとめますので、三脚で出来ることのインデックスとして見てみてください。

一言でいうと、流し撮りはそれの逆バージョンです。

動いている被写体に合わせてカメラを振りながらシャッターを切ることで、被写体は止まって、背景が動いている写真が撮れます。

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 流し撮りの設定の仕方

まずはシャッタースピード

まず、スローシャッターにしなければ背景が流れないわけですが。どの程度スローに設定すればよいのかというと、被写体によりけりですし、どんな被写体でもスローであればスローであるほど迫力がある写真になると同時に、背景だけではなく、被写体もぶれやすくなるので、難易度は上がります。

例えば、走っている車を流し撮りしようと思えば1/100のシャッタースピードでもある程度流れます。これが1/10程度になると大迫力の写真になりますし、本当に上手な方は1秒のシャッタースピードで途中まで被写体に合わせてカメラを振って、最後に追い抜くことで、通称彗星流し撮りや、流星流し撮りと言われるような写真が撮れます。

面白い被写体で、回転ずしを流し撮りしている方がいます。画像検索するとたくさん出てきますが、どれも、高速でお寿司が動いているような写真です。ぜひ検索してみてください。

ただ、回転ずしはかなりゆっくりと流れているので、高速でお寿司が流れているような写真を撮ろうとすると、シャッタースピードは0.5秒~1秒に設定する必要があり、かなりの高難易度です。

シャッタースピードを変更するとどうなる?
シャッタースピードの使い方を紹介します。シャッタースピードを操作することで得られる明るさ調整以外の効果は「流動性」で、流動性とは悪く言えばブレですが、被写体だけをブラしたり、被写体は止めて背景だけをブラした作品作り(流し撮り)も可能になります。このページはその概要を説明しています。

ISO感度とF値

感度はできるだけ100にしておきましょう。

理由は2つです。1つは低感度の方がノイズが入りにくくて写真が綺麗になることもう1つはシャッタースピードを遅くするということは、写真が明るくなってしまうので、できるだけ暗くする必要があるということです。

ISOを変更するとどうなる?
ISO感度の使い方を説明します。感度を高めると明るい写真となり、シャッタースピードを早めたり、F値を絞り込むことも出来ます。しかし、高感度ノイズという写真がざらつく画質劣化が発生する。ノイズが出ないように感度は常に100が良いという訳でもなく、むしろノイズを活かした撮影もあります。

F値については、シャッタースピード、ISO感度がここまでで決まっているので、露出が適正になるように設定すればよいです。

F値を変更するとどうなる?
F値の使い方をを紹介します。F値は明るさの他に、ボケを活かしたオシャレな写真にするのか、それとも全体的にくっきり写した写真にするのかを調整できます。F値を変化させることによって生じる変化を実際の写真を交えて紹介します。

シャッタースピード、F値、ISO値の関係については、以下のページで関係性を紹介しています。

脱初心者の第一歩。まずはこの3つ[SS、F値、ISO]を触ってみよう!
一眼レフやミラーレスをオートでの撮影をやめて脱初心者しませんか?まずは、シャッタースピード、F値、ISOを理解して、写真の明るさを調整しましょう。写真は光を記録することなので、この3つが最も基本的で、最も重要で、最も応用が出来る部分です。

感度最低、F値を絞り切ってもまだ明るい場合

とっても天気の良い日中の撮影で感度を下げて、F値を最小絞りにしてもシャッタースピードを1/320秒程度にしないと明るすぎる場合、全然流し撮りにはなりません…。

そんな時はNDフィルターが活躍します。

NDフィルターの効果-日中野外での長秒露光や明暗差が大きいところで明るい部分の白飛び防止に!
日中の滝や、流し撮りをしたい時、花火や道路の光跡を撮りたい時など、長秒露光が必要ですが、SSを長くすると撮影すると白飛びしてしまう場合に、レンズのサングラスであるNDフィルターを使用します。NDフィルターとは何なのか、なぜND2、ND4、ND8、ND16等の違いがあるのか、何を選べばよいのかなどを紹介します。

NDフィルターとは簡単に言うとレンズの先端につけるサングラスのようなものです。

ND2なら明るさを1/2に、すなわちシャッタースピードは2倍のスピードにしても同じ明るさになります。

ND4なら明るさを1/4、ND8なら明るさを1/8、ND16なら明るさを1/16、ND32、ND64と、倍々で暗くできるフィルターが販売されています。

ちなみに、NDフィルターは流し撮り以外にも、日中撮影することが多い滝の撮影や、夜間の撮影でも明るすぎる被写体である花火の撮影の際にも使えます。

カメラ用フィルター PRO1D プロND (W)(ケンコー)
amazon楽天Yahoo!

AF設定

流し撮りをする際のオートフォーカスエリアの設定はゾーンAFに設定し、被写体を追従しやすくします。

そして、AFモードは追従オートフォーカスであるコンティニュアスAF(キャノンではAI SERVO、ニコンではAF-C)に設定します。

流し撮りのAFエリア設定

流し撮りのAFモード設定

ドライブ設定

流し撮りは前述したように、難易度が高いので、被写体がブレた失敗写真が量産されてしまいます。

そこで、ドライブ設定は高速連写モードにしすることで、成功写真が多くなるようにします。

流し撮りのドライブ設定

以上を踏まえて、設定はこんな感じです。

流し撮りのトータル設定

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 流し撮りをする際にお勧めのアイテム

NDフィルター以外に、おすすめなのが一脚で、おすすめどころか、必須と言っても過言ではないと考えています。

その理由の1つ目が、流し撮りをする際は望遠レンズを使用することが多く、重たい望遠レンズを腕だけで持ち続けるとすぐに腕が悲鳴を上げて、ブレブレの写真になってしまいます。

それを防ぐのが一脚で、一脚がカメラとレンズを支えてくれれば向きを変えるだけで写真を撮れるので、筋力を使うことがありません。

一脚をお勧めする理由の2つ目が、流し撮りは基本的に被写体の動きにカメラの動きをリンクさせ、被写体のブレを抑える撮影方法です。カメラの動きが被写体に対し上下、左右共に合っていないと被写体がブレます。一脚があることで、上下のブレは防げるので、圧倒的に流し撮りの成功確率が高まります。

ちなみに、一脚はamazonの以下のリンクのものが安くてカーボンなのでコスパが良く、おすすめです。

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 まとめ

流し撮りの原理、設定、あれば便利なアイテムを紹介しました。

・流し撮りはスローシャッターで被写体にリンクさせ、カメラを振ることで背景をブレさせる撮影方法である。

・シャッタースピードは速くても1/100より長く、SSが長ければ長いほど迫力のある仕上がりになるが、難易度は高くなる。

・感度を下げ、絞りを絞っても明るい場合、NDフィルターを使用する。

・腕の疲れとシャッター中の上下ブレを防ぐために一脚はあるとかなり良い。

流し撮りは難易度が高いと言いましたが、やってみて全てが失敗だったということは流石にないと思います。

流し撮りはスポーツと同様と言われます。初めてやるスポーツが全くできないということはないのと同じですし、練習すればするほど失敗がなくなっていくということです。

そのため、まずはチャレンジしてみて、ほとんど失敗の中から数枚の成功を喜びながら繰り返し撮影をすれば良いのです。

それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪

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