一眼レフを始めて持って、設定画面をいじっていると「フリッカーレス撮影」という項目があったり、説明書に「フリッカーを検知するとファインダー内に『Flicker!』と表示されます。」と書いてあったりすることに気が付くと思います。
しかし、フリッカーと言われてもカメラを始めたばかりの人に何の事だかさっぱりですよね…。
そこで、今回は写真を撮影している時に発生するフリッカー現象と、それを軽減する設定について紹介します!
フリッカーとは?
フリッカーの意味を検索すると、「ちらつき」と書かれています。
それだけでは意味不明ですよね…。
もう少しわかりやすく言うと、蛍光灯などの電源に繋がれた人工の照明の下でシャッタースピードを速くすると写り込む、電気の点滅のことです。
実際にフリッカーが写り込んだ写真は以下のようになります。
この3つの画像はとある体育館のほぼ同じ場所で同じ高速シャッターの設定のまま何度か撮影してみた写真です。
上半分が暗い写真、一番下ほんの一部のみが暗い写真、下半分が暗い写真と、同じ設定で撮影しているのに、このように明るさと色味にムラが出てしまいます。
これは動画でも同じで、フレームレートの高い動画を撮影すると、画面がずっと点滅しているような動画になってしまいます…。
どうしてこんなことが起こるの?
日本の電気は西日本では60ヘルツ、東日本では50ヘルツとなっています。
このヘルツというのは周波数と言われており、1秒間に流れる電子の数を表しています。
電子はプラス電子とマイナス電子があるため、周波数の倍の数値の点滅をしていることになり、西日本では1秒間に120回、東日本では1秒間に100回の点滅をしていることになります。
これは人間の目には止まりませんが、高速シャッターではこの点滅が捉えられてしまうため、フリッカーが写り込んでしまうということです。
フリッカーが写り込まないようにするには?
冒頭に述べたように、最近のカメラには「フリッカー低減機能」や、「フリッカーレス機能」が搭載されている物があります。
当然、フリッカー低減機能よりも、フリッカーレス機能の方が優れたフリッカー除去能力があります。
ちなみに、先ほどの位置でフリッカーレスをオンにした場合は以下の様な綺麗な写真になります。
フリッカーレス機能が付いたおすすめカメラは?
メーカー別に2021年3月現在のフリッカーレス機能搭載のオススメカメラを紹介します。
数十万円もするプロ仕様のカメラのうち、2015年頃以降の機種にはだいたい搭載されているので、10万円前後のカメラでこの機能が搭載されている物を紹介します。
キヤノン
【フルサイズレフ機】
デジタル一眼レフカメラ EOS 6D Mark II (Canon) | |||
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【APS-Cレフ機】
デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ(Canon) | |||
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【フルサイズミラーレス】
フルサイズミラーレス一眼 EOS R(Canon) | |||
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ニコン
【フルサイズレフ機】
デジタル一眼レフカメラ D7500(Nikon) | |||
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ソニー
ソニー ミラーレス一眼 α7 III (SONY) | |||
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まとめ
お子さんが屋内スポーツをされている場合等、シャッタースピードを上げてカッコイイ瞬間を写真に残したいですよね。
その際に電気のちらつきが写り込む子を防ぐのに役立つフリッカーレス機能について紹介しました!
但し、フリッカーレス機能は電池も消耗するので、通常時はオフにしておいて良いです。
また、屋内スポーツを撮影する場合は、望遠大三元レンズが活躍しますので、以下の記事も参考にしてみてください。
ただ、大三元レンズでは少し望遠距離が短いという場合は、APS-Cのカメラを活用して、実質的に焦点距離を伸ばすという手もありますので、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください!
それでは、他のページも見ていただいて、一緒に写真のある生活を楽しみましょう♪
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